水出しコーヒー(コールドブリュー)とは、水の中で長時間かけて(通常12時間以上)抽出されてできるコーヒーのことです。水は、室温または冷えたもの使用します。抽出後、フレンチプレスか、細かいざるやフィルターペーパー、ガーゼなどでコーヒー粉をこして出来上がりです。水出しコーヒーは、ミルクや水と混ぜ、フラッペとしてや、他の香味料と一緒に出されることが多いです。
水出しコーヒーは、作る過程においてコーヒー豆と熱いお湯との接触をもたないため、普通のコーヒーとは風味や化学成分が異なります。水出しにすることでカフェインと酸味が抑えられ、普通のコーヒーよりも苦味が少ないことがほとんどです。また、ミルクや水と混ぜて飲まれることが多いため、濃いめに抽出されることがよくあります。
水出しにすると、コーヒーが持つ異なる風味やちょっとしたニュアンスが全面に出てきます。なので、特に、多種多様な風味を持つ浅煎りのコーヒー豆で水出しにすると、より楽しめるでしょう。他には、ナチュラル方式で精製されたコーヒー豆で水出しを試してみるのも面白いでしょう。コーヒーの実の甘さが残っているナチュラル方式で精製されたコーヒー豆は、抽出後のコーヒーも甘くさせます。
時間: 12時間
量: 1リットル
挽き目のサイズ: フィルターコーヒーよりも粗め。フレンチプレス用の挽き目とだいたい同じがベスト
比率: コーヒー150gに対して1リットルの水
用意するもの: 2リットル用の容器(ボトル)、粉をこすためのざるとフィルターペーパー(またはガーゼ)
豆知識